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http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008092002000050.html
(中日新聞)

食用に使えない事故米の不正転売問題で、カビ米を原料にしていた新潟県長岡市の製粉会社「島田化学工業」のでんぷんが、愛知県の小中学校や高校で出された給食のオムレツに含まれていたことが分かった。オムレツは県学校給食会(愛知県豊明市)が東京の食品会社から仕入れ、5年間で37市町村の小中学校と46県立学校に約45万3000食を供給していた。

 愛知県教委が19日夜、発表した。健康被害は報告されていない。

 県教委や学校給食会によると、オムレツは東京都の食品会社「すぐる食品」が浜松市の工場で製造した冷凍食品「愛学給プレーンオムレツ」。50グラムと60グラムの2種類あり、でんぷんは卵のつなぎとして1・2%配合されていた。

 オムレツは学校給食会がすぐる食品に製造を依頼。2003年度から07年度にかけて希望した高浜市や日進市、新城市、大治町など37市町村の小中学校と、県立の夜間定時制高校と特別支援学校46校に50グラム31万9800食、60グラム13万3730食が供給された。具体的な学校数は集計中という。

 事故米は米国産と国産のカビ米で、島田化学工業が米粉のでんぷんに加工。すぐる食品は03年9月から昨年9月まで4回に分けて、静岡県磐田市の米問屋「遠州米穀」を通じ、でんぷん470キロを購入し、このうち10−20キロをオムレツに使用したという。

 すぐる食品浜松工場の古橋徳重工場長は「事故米とは知るすべがなく、何を信頼していいのか分からない」。遠州米穀の友田昌宏常務は「島田化学工業に裏切られた。子どもたちが事故米を食べたことは販売者として申し訳ない」と話した。

 県教委によると、でんぷんに加工される過程で米からカビは取り除かれており、でんぷんに毒性はない。オムレツを食べても健康上の問題はないという。

 県教委の伊藤求健康学習課長は「学校給食は安心・安全なものを供給することが基本で残念」とコメント。同県学校給食会の長谷川純一理事長は「供給物資の安全性の確認を徹底したい」と話した。



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